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なくしてしまったピアスの相方を

201505/27

お手持ちの蝶々のピアス。
譲られたもので とても大切にされていました。

・・・ピアスの宿命でしょうか。
片方なくされてしまったとのこと。
残った片方のピアスを ペンダントに加工しようか 
同じデザインで再制作しようかと相談をいただきました。

せっかくつくるのなら 
同じイメージで違うデザインでもおもしろいのでは
という話になりました。
元のデザインが和風でしたので
家紋みたいなお花のデザインはいかがですか?とご提案。
お客様がデザインされたお花をつくることになりました。

制作過程を撮ってみました。
写真の枚数多いです・・・

イエローゴールドの地金を溶かすところからスタート。

冷えてかたまると おまんじゅうのようなかたちになります。
この塊を金槌でたたいて”締め” ローラーで角材にします。

角材になったので 必要な分だけ切ります。

ローラーで薄く延ばしました。

矢坊主とサイコロを使い ゆるくアールをつけます。

デザインを写します。

糸鋸でざっくり切り抜きます。

糸鋸で切り抜いたところ・・・といいたいですが ちょっと嘘です。
切り抜いた後 少し形を整えました。

形を整えました。

ある程度磨いて 金具をつけました。
金具も お手持ちのものとお揃いになるように てづくりしました。

ピカピカに磨いて完成!

左右違うデザインだけど デザインや作りに共通点があって
きちんと”お揃い”になっています。

お客様には とっても喜んでいただきました。
うれしくて ずっと見ていますって。
あんなに喜んでいただけると 
地金を伸ばすところからつくった甲斐があります。

オオハラでした。