暑い日が続きますね・・・。
飼い猫の為にクーラーを一日中つけています。
人も猫も熱中症にはお気を付けください。
「ふたりでつくるマリッジリング」では、おふたりにマリッジリングを制作していただきます。
しかし、今回エンゲージリングまでも彼が制作したいとご相談をいただきました。
彼は海外在住の方。
来日される機会にエンゲージリングとマリッジリングを作りたいとのこと。
「ふたりでつくるマリッジリング」がご希望だったので、エンゲージリングは私たち職人がお作りするものだと思っていました。
お話しを伺ってみると、エンゲージリングも彼が作りたいと。
ダイヤモンドが留まる石枠をお作りいただくのは本当に難しいので、腕(輪っかの部分)をお作りいただき、石枠は職人がつくることにしました。
彼は彼女のマリッジリングとエンゲージリングを、彼女は彼のマリッジリングを作ります。
デザインは、マリッジリングもエンゲージリングもテクスチャを施したものに。
「小さな円をたくさん描くつもりでグルグル彫っていってください」同じように説明をしても、出来上がりの雰囲気は違い、作った人の個性が出ます。
彼女は丁寧に繊細に。
写真でも、手に力が入っているのがわかりますね。
彼はけっこう大胆。
俯瞰で見ながら、ガツガツと。
2本お作りいただきましたが、1本しか作っていない彼女とほとんど同じ時間で制作されました。
彼も手にとても力が入っているんです。彫り模様がとっても深かった!
ふたりでつくるマリッジリング 彼がつくったエンゲージリング/Pt900(MR)/K18(ER)
お受け取りの時、彼はカメラを回してらっしゃいました。
彼のカメラには、彼目線の『初めて出来上がったリングをつけた彼女』が。
彼女の緊張感にあふれた何とも言えない表情は、私も忘れられません。
『ふたりでつくった時間』『彼女の表情』そして『お互いにつくりあったリング』。
どれも大切なリングの一部になりました。
オオハラでした。