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憧れの・・・!

201610/30

明日はハロウィン
街中が仮装した人達で溢れているようですが
あんまりspoonにはハロウィンの波は影響ありません。
まだまだ先の クリスマスの準備は整いつつあります。

今日ご紹介する新作は
レール留めのフルエタニティリングです。

レール留めとは 上下の板でダイヤモンドを挟むように留めることです。
爪がないので 引っ掛かりは全くありません。

ぐるーっと一周 ダイヤモンドが留まっています。
レール留めのフルエタニティは サイズ直しができません。
爪留めのフルエタニティであれば 大手術だけどなんとかしますが
レール留めはなんともなりません。
ダイヤのサイズによって
ダイヤ1石分大きくしたり小さくしたりはなんとかしますが
“1号大きくしたい”や“1号小さくしたい”はなんともなりません。

サイズ直しが出来ないようなシンデレラリングをなぜつくったのか?

バケット(長方形)カットのレール留めの
フルエタニティリングにずっと憧れていたから!!!

クールな輝きのバケットがずらーっと並んだフルエタ。
デザインが好きだけど 制作がめっちゃくちゃむつかしいから
いつかつくりたいとずっと思っていました。

同じように見えて 少しずつ形が違うバケットカット。
1石1石の形・サイズに合わせて枠をつくらなくてはいけません。
それぞれの形に合わせているので
どの石がどこに収まるのか ずれたら大変なことになります。
最初と最後の石がぴったり収まるように
細かな微調整が必要です。

本当に 根気と技が必要でした・・・
どれだけ大変だったか つい語ってしまうくらい。

いや ラウンドカットのレール留めもつくるのむつかしいんですよ。

バケットの裏抜きは 石に合わせて四角に。

下穴の形や大きさは ダイヤの輝きにあまり関係ないと思います。
どれだけ大きく下穴を開けていても 指にはめてしまえば
指で塞がれて 光は通らないのだから。

が!!!

輝きに関係ないと思っていても
四角に抜くのがとっーても手間がかかっても
この四角の下穴にしたかったのです。

少しずつ形が違う四角い窓がたくさん並んでるの
かわいいんだもの。

下穴の形や大きさは ダイヤの輝きにあまり関係ないと思うので
ラウンドは下穴なしにしました。

制作の大変さばかりを書いてしまいましたが
どちらのリングも とーっても素敵なんです。
苦労した甲斐がありました☆

サイズ直しができないので オーダーいただいた場合は
サイズや好みの幅に合わせていちからおつくり致します。

オオハラでした。