またまたエサキです。
今日はオオハラさんがお休みなので、私が日記をUPしてしまおうっと。
というのも、今日の仕事中に昔のオーダー写真を見つけて、
そのいきさつがとても素敵だったのを思い出したからなんですけどね・・・
このリングは、確か2年近く前になるのですが、
゛エンゲージリング”として作らせていただきました。
おそらく、どなたが見ても婚約指輪とは思わないんじゃないかなぁ?
このリングをオーダーされた方は、夏のおわりに初めて来店されました。
その女性は小さな石をお持ちで、その石を婚約指輪に加工したいとのこと。
失礼な言い方ですが、最初その石は写真のようなきれいな状態ではなく、
道端に落ちているような2cmほどの曇ったクリーム色の普通の小石でした。
しかし、詳しくお話を聞けば どこかの“めのう”が見つかるという海岸で
恋人と2人で一生懸命探して見つけた「思い出の石」とのことなのです。
それを婚約指輪として作りたい!
なんて、ありそうめったにないロマンチックなお話じゃないですか?
とても素敵な思い入れの石。ということでオリジナルで素敵なリングを作りましょう!
と職人オオハラも力を入れて一緒にデザインをつめていったようです。
石の使える部分に合わせて立体を構想してデザインし、その後 石の研磨にだしました。
そして現われたのはたのは 最初にお持ちになったのとは全く違うとても優しげな雰囲気の石でした。 乳白色の美しく磨かれた綺麗な石に変わっていました。これにはご本人もとても驚かれていました!
そして石は鑑定の結果、ちゃんとアゲード(めのう)と判別されました。
その後 これらのいくつかの工程を経て、ハシグチさんが18金で枠を作り・・・
この写真の素敵で愛らしい姿に生まれ変わったのです・・・
間違いなく、どこにもないお二人だけのリングです!
お引取りの際にはお2人でご来店頂いたのですが、本当に本当に喜んで頂いていたようです。
もちろんデザインしたオオハラさんも私たちも大喜び!
・・・というか大騒ぎで喜んでました♪
おそらく今ごろ幸せなお2人の間で大切に見守られているんだろうなぁ?
ね!オオハラさん!
ロマンチストに見えないエサキの臨時日記でした。